バイオナノシステムズ研究会

盛況のうちに終了いたしました!
ご参加ありがとうございました

第6回バイオナノシステムズ研究会
“分子の自己組織化で考えるグリーンテクノロジー”

主催 奈良先端科学技術大学院大学グリーンフォトニクス研究プロジェクト


 平成25年12月12日に細川陽一郎 特任准教授は、岩堀健治博士(奈良先端大・JSTさきがけ専任研究者)と共同で、キャンパスプラザ京都において第6回バイオナノシステムズ研究会「分子の自己組織化で考えるグリーンテクノロジー」が開催されました。20余名の大学研究者・学生を参加者として迎え、水、分子、蛋白質、細胞などの自己組織化に関連する研究が紹介され、今後のグリーンテクノロジーの可能性について議論されました。
 岩堀健治博士からはフェリチンタンパク質の高い自己組織化能力とミネラリゼーション能力、さらに遺伝子工学を利用したケイ藻由来フェリチンの改変とバイオマテリアルへの展開について紹介がありました。平島剛志博士からは、培養動物細胞の協調運動に、細胞間接着力が重要であることを示す計算結果と実験結果が紹介されました。藪浩博士からは、2種類の異なる高分子材料を自己組織化して作製したマイクロ粒子の特徴と、この粒子内部に金属を導入することによる磁性ナノ粒子の作製法が示され、さらに外部磁場によるこの粒子の方向制御により、電子ペーパーに応用できる可能性も示されました。内藤昌信博士からは、円偏光蛍光発光が省電力ディスプレイの実現や生物の光認識メカニズムを理解する上で非常に重要であること、そして、工学とバイオの融合の一例であるCdSをミネラリゼーションした蛍光発光性のフェリチンからの円偏光性蛍光発光の特徴とそのメカニズムについてお話をいただきました。佐崎元博士からは、共焦点顕微鏡と位相差顕微鏡を組み合わせることで、世界で初めて氷の成長を1分子層レベルで検出することに成功した結果と、それにより明らかになってきた氷表面でおこる氷化と融解の織りなす分子レベルのメカニズムについて紹介されました。太田薫博士からは時間分解赤外分光法を駆使することにより、明らかになってきたフェムト秒・ピコ秒時間スケールの水分子の回転緩和ダイナミクスと水素結合ダイナミクスについて紹介されました。細川陽一郎博士からは、過冷却水中においてフェムト秒レーザーを集光すると引き起こされる爆発現象による氷結晶の発生と成長という非常に新奇な結果とその考察されるメカニズムについて紹介され、活発な議論が行われました。ちょうどよい参加者人数であったことも功を奏して参加者間で十分な議論ができ、セミナーは非常に好評のうちに終了しました。
 来年度も、分子の自己組織化とバイオテクノロジー、グリーンテクノロジー等の融合と新展開を目指すこのような研究会を開催していきたいと思っております。場所等につきましては未定ですが、仙台近郊の温泉地などが良いかという意見もございます。 皆様のご賛同とご参加を心よりお待ちしております。
プログラム

12月12日(木曜日):キャンパスプラザ京都 第3会議室

10:00〜10:05
開会の辞 細川陽一郎(バイオナノシステムズ研究会会長)
10:05〜10:50
「藻類フェリチンとミネラリゼーション」
岩堀健治(科学技術振興機構・さきがけ 専任研究者)
10:50〜11:35
「実験と計算で探る協調的な多細胞運動の生成」
平島剛志 博士(京都大学 ウイルス研究所・研究員)
11:35〜13:00
昼休み
13:00〜13:45
「自己組織化による無機ナノ粒子-高分子コンポジット材料の創製」
藪 浩 博士(東北大学多元物質科学研究所・准教授)
13:45〜14:30
「円偏光発光性ナノマテリアルの創製と機能化」
内藤昌信 博士(物質・材料研究機構・主幹研究員)
14:30〜15:00
休憩
15:00〜16:00
「高分解光学顕微法で見る氷結晶の表面融解」
佐崎 元 博士(北海道大学低温科学研究所・教授)
16:00〜16:45
「時間分解赤外分光法で観る水の構造揺らぎとダイナミクス」
太田 薫 博士(神戸大学分子フォトサイエンス研究センター・特命准教授)
16:45〜17:30
「フェムト秒レーザー衝撃波による氷化誘導」
細川陽一郎(奈良先端科学技術大学院大学・特任准教授)
17:30〜17:35
閉会の辞
岩堀健治(バイオナノシステムズ研究会幹事)



バイオナノシステムズ研究会 第6回研究会事務局
〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科
グリーンバイオナノ研究室

担当:細川陽一郎
連絡先:hosokawa@hskw.jp (@を半角に変更下さい)



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